2023年9月15日更新:学会賞表彰選考委員会

(1) 学術賞:水文学の発展に貴重な貢献を与える研究を行なった正会員 (2012年度〜)

2015年度:小野寺真一 会員

2021年度:谷口真人 会員

2022年度:杉田倫明 会員

2023年度:辻村真貴 会員

(2) 研究奨励賞:「日本水文科学会誌」に発表された論文及び研究ノートの筆頭著者で,発表時に満35 歳以下の正会員 (2000年度〜.所属は論文掲載時)

2001年度:浅井和由 会員(愛知教育大学大学院教育学研究科)
 浅井和由・辻󠄀村真貴・佐竹洋 (2001): 乗鞍岳東斜面における地下水流動系と降雨流出過程. 日本水文科学会誌, 31 (4), 135-149.

2002年度:該当者なし

2003年度:一柳錦平 会員(地球観測フロンティア研究システム)
 一柳錦平・沼口敦・加藤喜久雄 (2002): 南極半島における降水の安定同位体組成に与えるエルニーニョ南方振動の影響. 日本水文科学会誌, 32 (3), 71-81.

2004年度:林 武司 会員(千葉大学大学院自然科学研究科)
 林 武司 (2003): 関東平野中央部に見られる低酸素水素同位体比・高Cl濃度地下水帯の三次元的分布と成因. 日本水文科学会誌, 33 (2), 53-70.
 林 武司・内田洋平・安原正也・丸井敦尚・佐倉保夫・宮越昭暢 (2003): 水質・同位体組成からみた関東平野の地下水流動. 日本水文科学会誌, 33 (3), 125-136.

2005年度:元木理寿 会員(立正大学大学院地球環境科学研究科)
 元木理寿 (2004): 茨城県恋瀬川流域における生活用水と灌漑用水を含む水収支とその変遷. 日本水文科学会誌, 34 (3), 155-171.

2006年度:大八木英夫 会員(日本大学大学院総合基礎科学研究科地球情報数理科学専攻)
 大八木英夫 (2005): 涌池における湖水の理化学的特性とその形成機構, 日本水文科学会誌, 35 (2), 65-80.

2007年度:鈴木秀和 会員(立正大学地球環境学部)
  鈴木秀和・田瀬則雄 (2007): 浅間山北麓における湧水温の形成機構と地域特性. 日本水文科学会誌, 37 (1), 9-20.

2008年度:山崎 学 会員(野外科学株式会社)
 山崎学・石井吉之・石川信敬 (2007): 多雪山地流域の融雪期における河川水の水質形成過程. 日本水文科学会誌, 37 (3), 123-135.

2009年度:浅井和由 会員(株式会社地球科学研究所)
 浅井和由・辻村真貴 (2009): トレーサーを用いた若い地下水の年代推定法 -火山地域の湧水へのCFCs 年代推定法の適用-. 日本水文科学会誌, 39 (3), 67-78.

2010年度:利部 慎 会員(熊本大学自然科学研究科)
 利部慎・嶋田純・島野安雄・樋口覚・野田尚子 (2011): 阿蘇カルデラ内における地下水の流動機構. 日本水文科学会誌, 41 (1), 1-17.

2011年度:該当者なし

2012年度:該当者なし

2013年度:岩波秀晃 会員(北海道大学大学院環境科学院)
 岩波秀晃・和田知之・坂本和佳・工藤勲・知北和久 (2013): 流出特性と土地利用形態に基づく十勝川水系の栄養塩供給機構. 日本水文科学会誌, 43 (1). 3-24.

2014年度:田上雅浩 会員(熊本大学自然科学研究科)
 田上雅浩・一柳錦平・嶋田純 (2013): 日本における降水の安定同位体比の季節変動と空間分布. 日本水文科学会誌, 43 (3), 73-91.

2015年度:該当者なし

2016年度:萩原大樹 会員(日本原子力研究開発機構 福島研究開発部門 福島環境安全センター)
 萩原大樹・岩月輝希・長谷川琢磨・中田弘太郎・富岡祐一 (2015): 大規模地下施設の建設,排水に伴う浅層地下水の地下深部への侵入 —3H, CFCs, SF6トレーサーを用いた評価—.  日本水文科学会誌, 45 (2), 21-38.
〃     :宮本拓人 会員(北海道大学大学院理学院自然史科学専攻)
 宮本拓人・知北和久・阪田義隆・落合泰大・ホサイン エムディ モタレブ・大八木英夫・工藤勲 (2016): 森林流域における主要無機イオンの流出機構:観測とモデリング. 日本水文科学会誌, 46 (1), 39-57.

2017年度:井手 淨 会員(熊本大学自然科学研究科)
  井手淨・利部慎・細野高啓・嶋田純 (2016): 繰り返し採水試料のCFCs(クロロフルオロカーボン類)による霧島火山群湧水の滞留時間推定 ―Lumped parameter modelによる年代解析―. 日本水文科学会誌, 46 (3), 213-231.

2018年度:清水彬光 会員(海城中学高等学校 学生)
  清水彬光・上村剛史 (2018): 解析雨量を用いた自然湧水の涵養域に関わる考察―新宿区立おとめ山公園を例にして―. 日本水文科学会誌, 48 (1), 3-16.

2019年度:簗場大将 会員(札幌市役所)
 簗場大将・石井吉之 (2019): 融雪期における土壌乾湿状態の変動と河川流出との関係. 日本水文科学会誌, 49 (1), 1-17.

2020年度:該当者なし

2021年度:齋藤 圭 会員(法政大学大学院人文科学研究科)
 齋藤圭・小寺浩二 (2019): 中央アジア・イシク湖とその集水域河川及び地下水の主要化学成分. 日本水文科学会誌, 49 (2), 91-106.
  〃  :安達郁哉 会員(筑波大学院生命環境科学研究科)
 安達郁哉・山中勤 (2020): 中部地方の温泉に含まれる非天水成分の特徴と成因. 日本水文科学会誌, 50 (2), 55-70.

2022年度:該当者なし

2023年度:堀田裕貴 会員
 堀田裕貴・田中隆文・小谷亜由美(2022): タンクモデルパラメータ値によるわが国寡雪地域の流域条件と長期流出特性の関係, 日本水文科学会誌, 52(1), 1-22.


(3) 功績賞:日本水文科学会の運営発展に著しい貢献をした会員(2012年度〜)

2015年度:肥田登,森和紀,吉越昭久,田中正,田瀬則雄の各会員

2021年度:嶋田純 会員

2022年度:近藤 昭彦 会員

2023年度:鈴木啓助 会員